水道専門用語収録目次:かび臭

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かび臭
「かび臭」は、水道や建物内で発生する特有の臭いを指します。これは、カビや微生物の発育や、湿気、通気不足、水漏れ、排水管の問題などが原因となります。以下にかび臭の原因と対策について詳しく説明します。
原因
a.カビや微生物の発育: 湿気のある環境や汚れた場所では、カビや微生物が繁殖し、その分解生成物が特有の臭いを生じます。
b.湿気や通気不足: 適切な通気が行われていない場所や湿気の多い場所では、カビの発育や異臭が発生しやすくなります。
c.水漏れや水溜まり: 隠れた場所での水漏れや、排水溝、トイレ、洗濯機の排水溝などで水が溜まることがありそこでカビが繁殖して異臭を発生させます。
対策
a.定期的な清掃と換気: 部屋や水道関連の設備を定期的に清掃し適切な通気を確保することでカビの発育を抑えることが重要です。
b.適切な湿度管理: 適切な湿度を保つことでカビの繁殖を抑えることができます。除湿機や換気扇を利用すると効果的です。
c.水漏れの修理: 水漏れがあれば早急に修理し乾燥させることでカビの繁殖を防ぎます。
d.消臭剤の利用: 適切な消臭剤を使って臭いを抑えることができます。

かび臭は、建物や水道設備の健康状態や環境の問題を示唆する重要なサインです。早めの対策と定期的なメンテナンスによりかび臭を防ぐことが大切です。

水道水のかび臭について
水道水のかび臭は、主に水源となる湖沼や貯水池での藻類の繁殖や微生物の代謝産物によって発生し水道利用者に不快な印象を与えるため、その発生原因の特定と適切な処理が求められる。特に夏場の高温期には植物プランクトンの増殖が活発になり、ジオスミンや2-メチルイソボルネオールといった揮発性の有機化合物が生成され、わずかな濃度でも人の嗅覚が敏感に察知するため、強い異臭として感じられることがある。これを除去するために浄水場では活性炭処理や高度浄水処理が行われ粒状活性炭や粉末活性炭を用いた吸着によって臭気物質を効果的に取り除くことが可能となる。オゾン処理や生物膜処理を併用することで臭気の分解が促進され、より高い水質改善効果が得られる。配水管内の劣化や貯水槽の清掃不足によってもかび臭が発生することがあり、定期的な点検や清掃を実施することで発生リスクを低減できる。利用者が家庭で対策を講じる場合には、浄水器の活用や水の煮沸が有効であり一時的な臭気軽減に役立つ。水道水の品質を維持するためには水源の保全と適切な処理技術の導入が不可欠であり安全で快適な水供給を実現するために継続的な管理が求められる。