水道専門用語収録目次:突合せ溶接・壷掘り

水道修理修繕隊

専門用語一覧

突合せ溶接
突合せ溶接は、溶接方法のひとつであり溶接する部材同士を直接接触させて、その接合部分を加熱して溶融させる方法です。これにより部材同士が溶け合い溶融した金属同士が固まることで強固な接合を形成します。突合せ溶接は、水道設備やパイプラインの構築において広く利用されています。
以下に突合せ溶接について詳しく説明します。
溶接プロセス
a.準備: 接合する部材の端を整え正確に合わせます。
b.接触: 部材同士を直接接触させ突き合わせます。
c.加熱: 加熱源(火炎や電流)を使って突合せ部分を溶融させます。
d.冷却・固化: 溶融した金属が固まり部材同士が強固に接合されます。
利点
a.強固な接合: 部材同士が直接接触するため溶融した金属同士が固まり強力な接合が得られます。
b.簡便性: 準備が比較的容易で、構造が単純であるため簡便に行えます。
c.経済的: 溶接工程が比較的迅速に進むため効率的で経済的な溶接方法です。
適用分野
a.水道設備: 水道管や関連する設備、配管などの構築や修理に広く利用されます。
b.工業分野: 一般的な溶接方法として製造業や建設業など幅広い分野で利用されています。
注意点
a.準備が重要: 正確な部材の準備が必要であり整合が不良だと溶接の強度が低下します。
b.適切な溶接条件: 適切な溶接温度や適正な圧力を確保することが重要です。

突合せ溶接は、効率的かつ強固な接合を実現する溶接方法であり水道設備や多くの産業分野で広く活用されています。適切な準備と技術的な知識に基づいて行うことが重要です。



壷掘り
壷掘り(つぼほり)は、地中に埋設された水道管や電気ケーブルなどの設備を修理、交換、新設するために掘削作業を行う際のひとつの方法を指します。この方法では、掘削箇所を円形や円錐形に掘り進めることで設備を保護しつつ作業を進めることが可能です。
以下に壷掘りの方法や目的、手順、利点について詳しく説明します。
目的
a.設備の修理・交換 地中に埋設された水道管や電気ケーブルなどの設備に対する修理や交換作業を行うために壷掘りが利用されます。
b.新設のためのスペース確保 新しい水道管や電気ケーブルを埋設するためのスペースを確保する目的で使用されることがあります。
手順
a.掘削箇所の選定: 修理や新設する箇所を選定し、その場所に適した壷掘りの方法を選択します。
b.掘削: 選定した箇所に対して円形または円錐形に掘削を進めます。これにより地下の設備を保護しつつ作業スペースが確保されます。
c.作業: 掘削されたスペースを利用して、修理、交換、新設の作業を進めます。
d.復旧: 作業が完了した後、掘削した部分を適切に埋め戻し地上を元の状態に復旧します。
利点
a.地下設備の保護: 掘削が円形や円錐形で行われるため地中の設備が壊れるリスクが低く、保護されます。
b.効率的な作業: 掘削箇所を選んで作業スペースを確保するため作業が効率的に進められます。
注意点
a.設備の確認: 壷掘りを行う前に地中の設備や地下インフラが正確に把握されていることが重要です。
b.安全対策: 作業中は安全に十分配慮し周囲の安全を確保するための対策が必要です。

壷掘りは、地中に埋設された設備の修理や新設の際に設備を保護しながら効率的に作業を進めるための方法として広く利用されています。